まるい地球のたびの空-旅で子育てしてみたい-

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国際線の乗継ぎの快適さは、航空会社間の連携にあり

今回の旅の道中にじぃじが飛び入りすることになって、急きょベトナムからカンボジア往復のチケットを追加購入しました。
※「0歳、5歳、9歳、73歳と、ベトナムからカンボジアへ

予定変更で予算をオーバーしつつも無事に購入ができてほっとしていたのですが、ふと気づきました。

日本からベトナムへは「中華航空」。
同日ベトナムには入国せずに「ベトナム航空」でカンボジア。

カンボジアへの「ベトナム航空」の搭乗券はどこで発券してもらうの?
日本で預けた荷物はカンボジアに飛ぶ前に、ベトナムで受取らなきゃいけないの?

国際線の乗継ぎ対応は航空会社によって違う

世界には日本からの直行便が飛んでいない国や地域もまだまだ多く、また直行便のある国でも乗継ぎ便は価格的な魅力があったりして利用することも多いかと思います。

乗継ぎは乗継ぎでも同じ航空会社であれば通常、最初の搭乗の際に乗り継ぎ分の搭乗券(ボーディングパス)も発券してもらうことができ、手荷物についても最終目的地まで運んでくれます。
いわゆるバゲッジスルーというやつです。

私もこのタイプの乗継ぎは、何度か経験しています。

ただこれが別の航空会社への乗継ぎであった場合は、航空会社同士のシステム連携などのコネクションによって、違ってきます。
それをうっかり忘れていました。

今回は、中華航空からベトナム航空への乗継ぎ。
どうなるのだろう。

乗継で分からないことは直接、航空会社に聞いてみよう

まずは、ベトナム航空の東京営業所に電話をして聞いてみました。

すると返答は、
―「中華航空のシステムによりますので、空港カウンターで相談してみてください」
―「おそらく一度、入国することになるかと思います」

え? トランジットできないってこと? ホント?
乗る当日にいきなり「入国しないとダメよ」となっても、じぃじは戸惑うはず。
じぃじだけがベトナムアライバルビザでワイロ対応なんて、そんな面倒なことは避けたい…。
※「ベトナムへ30日以内に再入国するために知っておくべきこと

中華航空に搭乗するのは福岡。
福岡にはベトナム航空も乗り入れています。

であればと、ベトナム航空の福岡営業所にも聞いてみました。
すると、
―「荷物はおそらくそのままスルーできると思います」
―「中華航空に聞いてみてください」

お、やっぱりいけそうじゃん。
ということで、中華航空に電話してみました。

―「荷物はシェムリアップへの飛行機に引き継ぎます。行きのカウンターで、ホーチミンからシェムリアップへのeチケットを提示してください」
―「搭乗券はホーチミンの乗継ぎカウンターで発券されることになると思います」

改めて、ベトナム航空の福岡営業所に電話しました。

「荷物は取り次いでくれるそうですが、搭乗券はタンソンニャットの乗継ぎカウンターで発券してもらえるんですか」

―「はい。乗継ぎカウンターでお手持ちのeチケットで発券ができます」

「航空券は5人分まとめて取ったのですが、1名分だけ別の発券でも大丈夫ですか」

―「大丈夫です。パスポートと照合できた方だけを発券します」

「eチケットが、旅行会社のものなので日本語なのですが」

―「それはわかりにくいですね。英語のものをお送りしましょうか」

「ありがとうございます!ぜひお願いします!」

ということで、なんと電話口で伝えたメールアドレスに英語のeチケットと領収証まで送ってくれました。
さらに、届きましたか?と、確認の電話連絡までくれて。

―「中華航空でチェックインした際は必ず、クレームタグの最終目的地がシェムリアップになっていることを確認してくださいね」

ベトナム航空の福岡営業所、期待以上に親切でした!
といってもこれはベトナム航空のサービスというより、福岡営業所スタッフの品質ですね。

ちなみに乗換えカウンターでの搭乗券の発券は、出発時刻の2時間30分前から50分前までだそうですよ。

格安航空券販売会社のサービスは期待しない

航空会社に電話する前に、チケットを手配した旅行会社(エクスペディア)にも確認しました。

なかなかつながらず、待たされた後に中国なまりの日本語を話す女性スタッフが出てくれました。

「ホーチミンからシェムリアップ往復のベトナム航空の航空券を購入したのですが、そのうち1名だけは、日本からのトランジットで利用するんです」
「ベトナムのタンソンニャット空港では入国しないのですが、どのようにチェックインすれば良いのでしょうか」

―「予約を確認させていただきます」
―「もう一度、ご質問をいただけますか」
―「確認します。少々お待ち下さい」

―「お待たせしました。私には分かりません。申し訳ありません」

「買った航空券が、トランジットでも乗れるかが知りたいだけなんです」

―「私たちは旅行会社で航空券を手配しただけなので、そのような質問にはお答えしかねます。申し訳ありません」

まぁ、当然ですね。

格安航空券販売の旅行会社のサービスを当てにしてはいけません。
その辺りのサービスを削っているからこそ実現している価格なのですから。

バゲッジスルーは航空会社間の連携しだい

調べてみたら、異なる航空会社でのバッゲッジスルーついては、連帯運送契約をかわしていれば可能なようですね。

また、とくに連帯運送というかたちをとっていなくても、今回のように相互連携している航空会社の間であれば可能になるようです。

どうやら大手の航空会社の多くが相互連携しているようですが、気になる方は事前にそれぞれの航空会社に電話で確認したほうが良いでしょう。

「大手の航空会社の多くが」ということで、LCC(ローコストキャリア)に相互連携を求めるのは難しいようです。

乗継ぐ飛行機のどちらかがLCC(ローコストキャリア)だった場合はあらかじめ、乗継空港で荷物を引取る(そしてまた預ける)手続きがある前提で、乗換え時間を確保したほうが良いでしょう。

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1歳、7歳、10歳の育児台風スパイラル。 教育資金のための怒涛の勤労生活に奮闘しつつ、ひとたび日本を脱出すれば幼な子を小脇に気ままな放浪人。 1990年代に世界を一周したバックパッカー。

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