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わずか15分待ちで4人分のビザ発給―ベトナム大使館に行ってきました―

time 2016/06/29

わずか15分待ちで4人分のビザ発給―ベトナム大使館に行ってきました―

※この情報は2016年6月現在の情報です。

梅雨の晴れ間で雨がやんでいたので、ベトナム大使館に行ってきました。

朝から5歳の娘を保育園に預けて、その足で。
最近だっこしっぱなしで腰に疲労がきているので、7ヶ月の末っ子はバギーです。

日本のベトナム大使館の所在地は、東京都渋谷区元代々木町50-11。
最寄り駅は小田急線の「代々木八幡」駅です。

目的はもちろん、今年の夏の気ままな海外自由旅行で2回入国することになった、ベトナムの観光ビザ。
子ども3人とあわせて、4人分の申請です。

在日本ベトナム大使館への道のり

ベトナム大使館へは、最寄り駅の小田急線「代々木八幡」駅からゆっくり歩いても5分ほど。
地下鉄千代田線の「代々木上原」駅からも歩ける距離(おそらく6~7分くらい)です。

ちなみに、ベトナム大使館のホームページにある道順では「南口から出て踏み切りを渡る」となっていますが、2016年6月現在、北口から出れば踏切を待つ必要はありません。
ただ新宿方面から来た場合は北口に渡るのに、踏み切りの代わりに階段の上り下りがあります。

私の場合はバギーで、しかも上りホームの下車。
なので行きは北口のスロープで出て、帰りは踏切を渡り南口のスロープを利用して乗車しました。

ガードをくぐって代々木八幡の交差点を通り越し
IMG_2406
この細い路地を左に入って急な坂を上り
ベトナム大使館へ
大使館に到着です(左に大使館の門、右に領事部の門)
ベトナム大使館 看板
このあたりは住宅地で道が入り組んでいるので、別の道からも行けます。
でも初めて行くんだったら、やっぱりこの道が一番分かりやすいですね。

在日本ベトナム大使館ってこんな感じ

大使館側は閑散としていますが、それなりに立派な門構え。
※トップの画像(アイキャッチ)が大使館の正門です。

目的の領事部の方はというと、上のフロアに洗濯物がはためく平和な雰囲気のマンションの1階です。
ベトナム大使館 大使館側
狭い門を入ったらすぐに、左に上がる階段があります。
スロープもエレベーターも無いので、自力でバギーを抱えての昇降です。

中はもちろん撮影禁止。
携帯電話の使用も禁止ですが、スマホは使っていても何も言われません。

喫煙所になっている入口には、丸椅子が6つほどと、隅に閑散としたパンフレットのラックが設置されています。
私が到着したときは2名ほどがなにやら電話で確認をしている様子で、またそのほかに2名くらいは煙草の煙を吐いている状態でした。
白い煙をくぐって手動のドアをぐいっと引っ張り、中に入ります。

中は、病院の待合室のような感じ。
入口から見て右側に窓口が3つ並んでいます。
右側から「ベトナム人用窓口」「ビザ申請窓口」「会計・返却窓口」。

ビザ申請の中央の窓口では日本語が通じましたが、その他の窓口担当は日本語の対応ができませんでした。
窓口担当は毎日同じというわけではないでしょうから、日本語はあまり期待しないほうが良いようですね。

ちなみにどの窓口にも順番待ちの列はありませんでした。

椅子は窓口を向く形で3列に並べてあり30席ほどありますが、4割ほどは席が空いている状態。
パスポート申請の混雑からしたら、すいているなぁ、という印象です。

奥に5メートルほどの記入台があり、申請用紙と写真貼付用ののりが設置されています。
常に2~3名がここで記入しているような状態でした。

いざ、ベトナム観光ビザの申請へ

真ん中のビザの窓口で中に座っているベトナム人男性に声をかけ、申請用紙を見せながら念のため確認。
「観光で30日以内に2回入国したいのですが、シングルエントリーのビザで大丈夫ですよね?」
「30日以内に2回? はい、シングルで大丈夫」

やはり。
これで合計5人に確認したことになります。きっと大丈夫でしょう。
ベトナムへ30日以内に再入国するために知っておくべきこと参照

ということで申請用紙と写真を出したら、
「写真貼ってきて」
と、記入台の方を指で指されました。

そうそう。
申請用紙はWebから入手して、自宅で記入してきました。
でもミスがあって書き直しになることも想定して、写真は貼らずに持参したのです。

でも実際は内容の確認もせず「貼ってきて」。
そうか、そこはベトナム流。
けっこう適当なんです。

案の定(?)1名分1ヵ所(入国予定日の)記入がもれてしまっていました。

これについては、
「これ、書いてない。ほかと同じ?」
と、用紙を指差しながら聞かれたので、
「あ、すみません。同じです」
と答えたら、返されることなく「同じ」みたいな記入をしてくれていました。

さらに後で気づいたのですが、申請日も未記入で出しちゃった。
乳児連れなので無理をせず、梅雨の晴れ間に行こうと準備していたから、申請日は記入していなかったんです。
そして、そのまま提出しちゃってました。

でも大丈夫。

「じゃ、お待ち下さい」と、番号札を渡されました。
ベトナム大使館 番号札

申請から受領までににかかった時間、わずか15分

さて待つかと待合の椅子に座り、念のため財布を確認したところ、なんと。
用意していたはずのビザ代金が入っていない!

使い込まないように別の袋に入れ、後生大事にしまっておいたのを忘れていました。

ベトナムのシングルエントリー観光ビザの申請料は6,500円。
0歳児といえども免除の規定はなく、4人分で26,000円。
貧乏人の財布に普段から入っているような金額ではありません。

ああ、カンボジアの11歳未満ビザ費用免除がありがたい。
というか、そもそも30日以内に2回も入国しなければ無料なんだけど。
ベトナムへ30日以内に再入国するために知っておくべきこと参照

まったく、うっかりが多い3児の母。
あわててバギーを抱えて外へ。

行くときに見つけていたコンビ二、ローソンへは2分ほど。
無事にお金を下ろして、ついでに帰りに番号札の写真を撮って、戻ったのが5分後でした。

その時、窓口の上に表示されている呼出し済の番号は12番。

それからほどなくして手持ちの札の18番が、銀行のような自動音声(英語)呼ばれました。
途中、抜けている番号もあったので、出来た順番ということみたいですね。

お金を持って、受取の窓口(一番左)へ。
受渡しと会計を担当するベトナム人男性が、無言で領収書を差し出します。
その金額を確認して30,000円を払うと、これまた無言で、おつりと4名分のパスポートが返却されました。

念のためその場で内容を確認。
パスポートの査証ページに貼付けられたベトナムビザのシールはしっかり、再入国予定日から1ヶ月間のシングルエントリービザになっていました。

水曜日の朝10:15に申請をして、受け取ったのが10:30過ぎ。
4名分のビザながら、待ち時間はわずか15分でした。

おそらく観光ビザは簡単なので、処理が早いんじゃないかと思います。
だって9時からの受付で、10:10過ぎにまだ9番までしか呼ばれていなかったのに、ものの20分ほどで18番の観光ビザが呼ばれてしまったわけなので。

しかも今日はすいている方で、かなりスムーズだったのかもしれません。
でも事前に確認した電話口でも待ち時間は30分から1時間とのことだったので、最長でも1時間くらいでは受領できそうです。

無愛想はお国柄

カウンターのベトナム人の係員の皆さん。
やはりご多分にもれず、無愛想でした。
といっても、現地の公務員よりはマシだと感じた(無愛想だけど不親切ではないから)のですが、どうしてベトナムの公務員はこうも無愛想なんでしょう。

これはもうお国柄ですよね。

無愛想を不快に感じてしまうのも、日本人のお国柄なんだと思います。

いまやベトナムへは15日以内の観光であればビザが不要になりました。
またそうでなくても、ビザは郵送で取得可能になっています。

ベトナムを目指す一般の観光客にとって、ベトナム大使館(領事館)はますます縁遠い場所になっていくでしょう。

でも機会があれば、各国大使館には足を運ぶことをお勧めします。
大使館(領事館)は治外法権。日本でありながら外国のような場所。
その国の行政、お国柄の一端が垣間見えて面白いですよ。

ちなみに平成25年8月現在、日本には外国大使館及び駐日欧州委員会代表部(EU)だけでも153あるそうですよ(外務省情報)。


 

余談ですが、ベトナム大使館のホームページの住所記載。
東京「都」が、東京「郡」になっているんですよね。誤植です。

こういう漢字の間違い、5年前にベトナムに行った時にも各所で見つけました。
例えば「人」が「入」になっていたり、ですね。
日本の漢字を良く知らずに、見た感じで似ている字を充てているのでしょう。

ホーチミンのタンソンニャット空港のトイレでも面白い間違いを見つけたのですが、もうさすがに直っているかな。
今回の旅でまた、覗いてみるのが楽しみです。

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1歳、7歳、10歳の育児台風スパイラル。 教育資金のための怒涛の勤労生活に奮闘しつつ、ひとたび日本を脱出すれば幼な子を小脇に気ままな放浪人。 1990年代に世界を一周したバックパッカー。

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