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幼児連れ海外旅行の気がかり(1)病気、けが

time 2016/05/04

幼児連れ海外旅行の気がかり(1)病気、けが

2016-06-05更新

幼児(2歳~5歳くらいまで)連れの心配ごと。
やはりまずは「病気」と「けが」ではないでしょうか。
慣れない土地、慣れない気候、慣れない食べ物、そして時差。
これらの変化にできるだけ体を適応させて、最後まで元気に旅を楽しみたいものです。

幼児との海外旅行中の病気やけがに対する予防

海外旅行中、幼児に起りやすい症状は、下痢と発熱です。
下痢については、赤ちゃんも同様ですが、そもそも「海外に行ったらお腹くらいは壊すものだ」と心得ておきましょう。
なぜなら食べ物も飲み物も、衛生状況どうこうの以前に「慣れていない」からです。

私自身もこれまでに長期で海外に出た時など、帰国の際に日本の水でお腹を壊していました。
それはつまり、日本の水に慣れていなかったからです。

熱については、赤ちゃんだと10ヵ月くらいまでは発熱することが少なく、最初の発熱が突発性湿疹だったりしますが、幼児期になると発熱の頻度も多くなります。
特に海外旅行中はその熱が何の熱なのか分からず、心配になりますよね。

でもまずは、お腹を壊さないようにと過度に恐れたり、熱が出たらどうしようと怯えるより、子どもの自然治癒力をいかに高めるかに尽力してください。
それが病気の最大の予防策です。
つまり、できるだけ体力を落とさない状態にしておくことが大切なのです。

睡眠と食事だけはしっかりとらせてあげましょう。
赤ちゃんのときは抱っこ紐で寝せながら歩いても良いのですが、子どもは出来るだけベッドで横にさせてお昼寝をさせたいものです。

「体力回復」は考える以上に重要。
半日観光したら、半日は休む。一日中たっぷり観光することになったら翌日は休息する、といった感じで、大人だけの場合に比べて半分を意識できたらいいな、と思います。
実際はそう、うまくはいかないのですが…。

けがについては、擦り傷、たんこぶくらいはへっちゃらになってくる幼児(って、やんちゃなのはウチだけ?)。
ですが、やはり大きなけがは避けたいもの。

特に楽しくなりすぎて調子にのってしまっているときが危ないです。
また、プールや海などの水難事故、交通事故などは重篤になる可能性が高いですので、気をつけましょう。
乗り物や手にとる商品についても、日本のようにきちんと安全性が確認されていない可能性があります。
必ず大人の目で確かめてから、危ないところがあればきちんと子どもにも説明して注意した上で、乗るなり与えるなりしましょう。

海外旅行中の幼児の病気やけがへの対処

病気もけがも、もしもの時には無理せずに現地の病院にかかりましょう。
海外旅行保険に入っていれば治療費を気にすることはありませんし、近くの病院を紹介してもらったり、時には通訳を派遣してもらうこともできます。

ただ、世界には医療事情がまだ整っていない地域がたくさんあります。
そんな地域には小さい子連れではお勧めできませんが、もし万が一医療の衛生状態が疑わしい場合は、なるべく注射は避けたほうが良いでしょう。
なぜなら、注射針が使いまわしされていて別の病気に感染してしまう、という可能性があるからです。
都市部では先進医療が行われているような国でも、貧富の差が激しい場合は要注意です。また、都心部から離れた地域で往診の町医者に来てもらう場合なども、気をつけましょう。

ちなみに、私が子どものために海外旅行にもって行く飲み薬は2種類。
整腸剤と、解熱(鎮痛)剤です。
どちらも気休め程度の、お守りとして持ち歩いています。
いざという時ないよりは良いのですが、実際、現地の病気には現地の薬がいちばん効果を発揮します。
現地で薬を処方されたら、念のためもらった薬がどんな薬かの説明を聞き、通信可能な場所であればweb上で調べてから服用させると安心です。

それでもなかなか治らなかったり、心配ばかりが募る場合は、すぐに帰国の手配をしましょう。
子どもの命より大切なものはありません。
旅はまた、いつでも出られますから。

またこれは赤ちゃんの場合も小学生の場合も同様なのですが、大丈夫かなという程度なら、日本の小児救急電話相談がおすすめです。
答えてくれるのは小児の病気や怪我に詳しい日本人スタッフです。
日本では#8000で知られていますよね。
お住まいの地域のダイヤル回線番号と実施時間帯を控えておき、日本時間を確認してかけましょう。
厚生労働省小児救急電話相談事業へ
日本語で相談できると、安心しますよね。


 

子連れ海外旅行の安全のために一番大事なのは「時間的にタイトなスケジュールを組まない」ということではないでしょうか。
その理由は「体力回復」だけでなく、「体験についてのコミュニケーション」のため。

「体験についてのコミュニケーション」は旅の中でも楽しい時間。
これを行うと体験も記憶に定着しやすいですし、子どもの体験を成長につなげるチャンスを早い段階で掴むことができます。
子ども自身が翌日からの旅でより安全な判断が出来るようになるためにも、大切なコミュニケーションです。

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1歳、7歳、10歳の育児台風スパイラル。 教育資金のための怒涛の勤労生活に奮闘しつつ、ひとたび日本を脱出すれば幼な子を小脇に気ままな放浪人。 1990年代に世界を一周したバックパッカー。

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