まるい地球のたびの空-旅で子育てしてみたい-

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肥満児の増えたベトナム(ホーチミン)

5年ぶりのホーチミンで気になったこと、それは肥満児の急激な増加です。

20年前のベトナムはまだ子どもの乞食も多くて、小学生といえばみな棒のような足をしていました。
徐々に豊かになってカロリーには困らなくなってきたけれど栄養状態についてはまだまだ不均衡な状態ということでしょうね。
肥満のリスクについても、まだあまり深刻には捉えられていないのでしょう。

フォーや生春巻きなどのイメージだとベトナム料理ってとってもヘルシーな感じがしますが、実際ベトナムに行くと、揚げ春巻きやチャーハンなどの揚げ物や炒めものが多く、どれも結構ギトギトしています。
飲みものも、コーヒーはベッタリするほど甘いし、コーラもペプシもなぜか日本よりすごく甘い。
また冷蔵庫の普及でアイスクリームも以前より身近になったし、スナック菓子やキャンディーなど子供が口にする高カロリーなものも種類が増えて選び放題。
そこにケンタッキーやマクドナルドなどの、ジャンクフードのチェーン店が入ってきているわけです。

さらには子どものころ思うように食べられなかった経験のある親たちが、食べさせてあげられる喜びからついつい与えてしまう。

太る要素満載です。

ちなみに「過体重児の75%以上が発展途上国に住み、アフリカではこの20年で過体重児がほぼ倍増している」ようです。

日本の場合は、2001年をピークに肥満傾向の子どもは減少傾向のようですから、ベトナムの肥満児もきっと5年後には減少に向かうのでしょうね。

ちなみに今ベトナムでは、健康ブームが盛り上がりつつあります。
これからベトナムに進出するなら、健康産業なんじゃないでしょうか。

食事の代わりにサプリメントばかり飲んでいたり、自転車を持っているのに公園までバイクで乗り付けて張り切って体操をしていたり、まだまだ勘違いな健康志向が多いホーチミンです。

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1歳、7歳、10歳の育児台風スパイラル。 教育資金のための怒涛の勤労生活に奮闘しつつ、ひとたび日本を脱出すれば幼な子を小脇に気ままな放浪人。 1990年代に世界を一周したバックパッカー。

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