2016/06/13
9歳のお兄ちゃんの髪がのびてきていたので、郊外のローカル床屋で髪を切ってもらいました。
入口にドアがない、つまりエアコンなしのオープンな美容院です。
「短くするか?」「長めにするか?」と聞かれたので、「これくらい」と耳の上を手で示すと、うなずく床屋の主人。
先客がいたので、案内された席でしばし待ちます。
鏡の上の古びたカットデザインの写真はなぜか、男性が白人で女性がアジア人。
先客が終わって、いよいよ息子の番。
シャンプーはせずスプレーで髪を濡らして、バリカンとハサミで軽快に刈っていきます。
途中で次の客、よろよろとした足取りのおじいちゃんが、杖をつきつつ登場。
店の前の段差が上がれず苦心していたので私が手を貸すと、カット中の主人も気がついて小走りで出てきました。
もしかしてこの店、ひそかな人気店?
そしてまもなく息子は、その辺で歩いてるベトナム人小学生と同じ髪型に。
でも同じアジア人。
なんかすごくしっくりきてる。
日本でもちっとも恥ずかしくない仕上がり。
「バォニュウティエン?」
35,000ドン(約170円)
壁に貼り出してある黄ばんだ料金表より少し高い気がしましたが、まぁ妥当な金額だし良い経験をさせてもらったので、ニコニコ払いで。
ますます現地人にしか見えない、息子です。