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子どもと一緒にタイバーツについて考える

time 2016/07/13

子どもと一緒にタイバーツについて考える

大人1名子ども3名の子連れ海外旅行を前に、訪問国の1つであるタイの通貨バーツを友人より入手しました。

そこでベトナム同様にタイの物価についても、子どもたちとわくわくの予習です。
※ベトナムドンについてはこちら⇒子どもと一緒にベトナムドンについて考える

9歳の小学生がそろばんで暗算の鍛錬にいそしんでいるので、為替計算では活躍を期待しているママなのです。

タイのお金、タイバーツ(THB)を知る

タイバーツは2016年7月現在、1バーツ≒3円。
1,000円≒330バーツです。

イギリスのEU離脱を問う国民投票を受けてタイバーツに対しても円高になっていますが、ざっくりと日本円の1/3。

お札にもコインにも洋数字が入っているので、難しくはありません。

さっそく皆で練習です。
100バーツ札を手にとり「これはいくら?」
5バーツコインを手にとり「これはいくら?」

9歳の小学生には簡単な計算です。
5歳児には計算は難しいものの、「みんな同じ人の顔だね」と彼女なりの発見を楽しんでいました。

タイ(バンコク)の物価

さて、為替が分かったところで物価に関する質問。

Q1.タイ人の若い大人が1日仕事をしたら、だいたいいくらもらえると思う?
Q2.タイ(バンコク)の家賃っていくらくらい?
Q3.タイ(バンコク)では日本のラーメン屋のような食堂で1食いくらくらい?

A1.約2,000円
A2.約15,000円
A3.約120円

タイも貧富の差が激しく、日本と同様に都心とそのほかの地域格差も大きいので平均となると難しいのが実情です。
だいたい、大卒の初任給がこれくらいのようです。

子どもたちと理解したこと。
それは「タイは日本の約1/5のお金で生活をしている」ということ。

海外旅行先の物価の感じかたは人それぞれ

いろんなサイトを見ていると、タイの物価は日本の1/3という感覚が多いようですね。

日本人がタイに行った場合の行動は富裕層寄りなので、感覚的にはそうなんだろうと思います。
ホテルやレストランの料金で比較すると、確かに1/3くらいです。

でも実際、コンビ二の時給は30~40バーツ(90~120円)程度。
冷房のない路線バスの運賃は7~8バーツ(21~24円)。
庶民寄りの行動だと、1/10でも間違いではありません。

庶民は滅多にホテルなんて泊まらないし、レストランなんかに縁はなく基本は屋台でしょう。
日本でもそうですよね。
ばっちり庶民の私も、日本のホテルなんて何かの優待でもなければ泊まらないし、子連れなこともありレストランはファミレスが基本です。

成田空港へのバスもリムジンバスは3,000円くらいして高いので、あえて1,000円の高速バスを選びます。

私自身はできるだけ現地の庶民に近い感覚でいたいと思っているので「タイは日本の約1/10のお金で生活している」と思って、現地の方々と関わっていきたいと思っています。

タイバーツのデザインは優れていて分かりやすい

今回、「ベトナム」「タイ」「日本」のお金を並べてみて思ったのですが、タイのお金は分かりやすくていいですね。

特徴として、
・金額によって紙幣の色があきらかに違う
・表示された洋数字が分かりやすい
・コインの種類が少ない
ためかと思います。

USドルや日本円のお札は色味が乏しいので、パッと見で分かりにくいです。
しかも日本のコインって100円玉より10円玉の方が径が大きいんですよね。
そのために、金額は少ないのに小銭入れが重くなってします。

一方ベトナムドンの桁の多さは、旅行者泣かせですよね。
コインが無い代わりに、紙幣だけで12種類もあるし。
おかげで両替時に、まんまと騙された経験があります。

紙幣にされる紙の品質や偽造防止のデザインは国の経済状況を反映していて、それだけでも興味深いですよね。


 

今回はたまたま、ベトナムとタイのお金を入手したので、子どもたちと予習をしてみました。

ですが外貨両替は基本的に流通量の少ない通貨の国で両替をしたほうがレートが良いので、東南アジアの場合はあえて日本で両替する必要はないと思います。

現地のホテルに着いてゆっくりする時にでも、子どもと一緒に考えられたらいいのではないでしょうか。

子どもにとってお金のからくりと世界経済を体験する、貴重な第一歩になるかもしれません。

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1歳、7歳、10歳の育児台風スパイラル。 教育資金のための怒涛の勤労生活に奮闘しつつ、ひとたび日本を脱出すれば幼な子を小脇に気ままな放浪人。 1990年代に世界を一周したバックパッカー。

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