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赤ちゃん連れ海外旅行の気がかり(2)けが

time 2016/06/04

赤ちゃん連れ海外旅行の気がかり(2)けが

海外旅行中の赤ちゃんの怪我。
自宅で気をつけていてもヒヤッとすることがあるのに、旅行中に守れるのか心配ですよね。

旅行中であっても赤ちゃんは日々成長しています。
出国するときは出来なかったことが、帰国するころには出来るようになっていたり。
赤ちゃんの変化を楽しみながら、その時期に応じた怪我に気をつけてあげられたらいいですね。

海外旅行のけがが危ない赤ちゃんの月齢

赤ちゃんにとって危ない怪我のタイプは、月齢によって変化します。
これはもちろん、海外旅行中であっても変わりません。

怪我についていえば、赤ちゃんは寝返りをうつ前の4ヶ月くらいまでが一番安全に過ごせます。
ベビーベッドに置いておけば落ちることもないし、抱っこしていてものけ反ってぶつかったりすることもありません。
でも実際にこの時期に旅行をする人は少ないと思います。
怪我より病気が心配ですし、肝心のママの体力も回復しきっていないですからね。

次に安全なのはハイハイをする前の、7ヶ月くらいまででしょう。
勝手にどこかに行ってしまったり、予測の出来ない行動に驚かされることもまだ少ない時期です。

次が歩く前の1歳くらいまで。
ハイハイであれば移動距離も限られます。
また基本的には抱っこなので、まだ目が届く月齢です。

一番危険なのが、上手に歩くようになった18ヶ月くらいから~24カ月くらいまでです。
目を離した一瞬で、どこかへと姿を消してしまいます。
抱っこするには重いし、ヤダヤダが始まると手に負えません。

でも個人的にはこの歩き始めの時期が、いちばん可愛いんじゃないか、と思っています。
海外旅行中でも「可愛いね」と声をかけられることが多く、現地の方との距離がぐっと近くなる時期です。
それに、ある程度のものが食べられるようになるので、食事の面では楽になりますよね。
珍しいものに対して大きく反応するようにもなるし、子どもと一緒に感動を味わうことができるようになります。

赤ちゃんとの海外旅行中のけがに対する予防

日本で気をつけていることは、もちろん海外旅行中でも気をつけましょう。
それと同時に、海外旅行での怪我の予防は、場所選びが重要になります。

私がいちばん危ないと感じているのは、ホテル。

ホテルは海外旅行中でもいちばんほっとできる場所ではないでしょうか。
でも気を抜いてしまうからこそ、最も危ない場所でもあります。

まず部屋に入ったら、ドア、家具、バスルーム、ベランダ。
危険な場所をチェックしておきましょう。
歩き始めた赤ちゃんに対してベランダの柵が広すぎて落ちそう、など、あまりに怖い環境である場合は、部屋を移らせてもらうなどの対応が必要です。

またホテル側には事前にベビーベッドをリクエストしてみましょう。
寝せる時だけでなく、ちょっと待ってもらう時にも、ベビーベッドがあると安心感がまったく違います。

前回の旅ではベビーベッドがない場合、ベッドの下に毛布を敷き詰めたりして、落ちたときの衝撃を和らげたりしていました。
ですが今回は、購入を検討しているグッズがあります。
それはコンパクトで軽量のトラベルコット
1キロを切る軽さで畳めるし、ビーチやプールで上の子を遊ばせている間のお昼寝にも使えそうですよね。

バスや電車などの乗り物の危険度は、海外旅行先によってずいぶん違います。
これらの乗り物が危ないと感じる地域は、タクシーの料金も安い場合が多いので、タクシーを利用するのが良いかもしれません。
私は現地の乗り物が好き(より地元の人と仲良くなれる)なので乗ったりしますが、無理はしないのが鉄則です。

海外旅行中の赤ちゃんのけがへの対処

慣れない土地での赤ちゃんの怪我。
ちょっとしたパニックになりますよね。
でもそういう時ほど落ち着いて、周りに助けを求めましょう。

以下は赤ちゃんだけでなく幼児も小学生も含めた全ての子どもに対して、対応は同じです。

緊急性があると判断したら、躊躇せず救急車を呼んでもらいましょう。
ホテルであればフロントに、街中であれば近くの人に。
海外での救急車は有料の場合が多いのですが、海外旅行保険で保障されます。

地域によっては救急車を呼べなかったり、タクシーのほうが早い場合があるので、現地の状況によって最短の受診を選択します。
状況が落ち着いたら海外旅行保険の会社に電話して、その後の対応を相談しましょう。
言語に不安がある場合も、海外旅行保険で通訳を派遣してもらえる場合があります。

大丈夫かなという程度なら、日本の小児救急電話相談がおすすめです。
答えてくれるのは小児の病気や怪我に詳しい日本人スタッフです。
日本では#8000で知られていますよね。
お住まいの地域のダイヤル回線番号と実施時間帯を控えておき、日本時間を確認してかけましょう。
厚生労働省小児救急電話相談事業へ
日本語で相談できると、安心できますよね。


家事はすすまないし、やりたいことも手を付けられない。日々の育児に追われているママ。
育児って、ちゃんとやろうとすればするほど、ストレスがたまりますよね。
でも、考えてみてください。
旅行中は基本的に家事をやる必要はありません。

食事は外食だし、部屋の掃除はホテルがやってくれる。
洗濯くらいはやらなければならないし、手で洗うとなったら面倒かもしれないけれど、それくらいです。

基本的には赤ちゃんから目を離す必要がないので「ちょっと目をはなしたすき」の怪我は守れる可能性が高くなるし、むしろたっぷり赤ちゃんと一緒の時間が過ごせます。

もちろんだからといって育児の苦労がなくなるわけではありません。
育児って人生の一大プロジェクト。
でもそのプロジェクトをどんなふうに遂行するのか、それは親子の数と同じだけのバリエーションがあるということです。

赤ちゃんのけがを100%防ぐのは難しい
納得するまで最大限の努力をしたら
あとは冷静に対応するのみ!

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1歳、7歳、10歳の育児台風スパイラル。 教育資金のための怒涛の勤労生活に奮闘しつつ、ひとたび日本を脱出すれば幼な子を小脇に気ままな放浪人。 1990年代に世界を一周したバックパッカー。

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