2016/06/13
1996年、シリアはバックパッカーにとって中東のオアシスのような国。
首都アンマンは明るく活気があり、首都を離れた町や村はのんびりとしていて、とても落ち着く場所でした。
パルミラの遺跡も観光客はまばらで、その規模の大きさと静けさは、まるで別の星に来たようでした。
レバノンの緊張感に満ちた空気から戻ってきたときは、ほっと安堵。
素朴な人たちの優しいほほ笑みは、今でも心に残っています。
そのシリアからあんなに多くの難民が生まれるなんて、残念でなりません。
この記事を書いている今日もまたきっと、何人ものシリア人が命がけで国境を渡っていることでしょう。
ただ、命の危険にさらされること無く普通に暮らしたいだけなのに。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の現主席報道官メリッサ・フレミングが、アメリカの大規模プレゼンイベント「TED 」で行った弁論があります。
NHKのスーパープレゼンテーションという番組で取り上げました。
2014年10月の弁論なので新しくはありませんが、20分足らずで難民の状況を完結に表現しています。
お時間のある方は一緒に考えてみてはいかがでしょうか。
この空がつながっている、同じ地球で起きていることです。